【連載】箔押し・ニス加工されている商品をチェックしてみた~「製菓」編

【連載】箔押し・ニス加工されている商品をチェックしてみた~「製菓」編

こんにちは!甲南堂印刷・Web制作の幸田です。
スタッフブログの前川さんは冒頭のごあいさつを「おはようございます」で統一されるそうなので、私は「こんにちは」でいこうかなと思います。そのうち「こんばんは・・・」と夜な夜な投稿を繰り返す謎のラボブロガーが現れたり・・・?さて、つまらないこと言ってないで今回も加飾パッケージの魅力に迫っていきますよ~。

最初の画像にあるツリー型の赤い箱と長方形の黒い箱。これ、何のパッケージか分かりますか?・・・と問いかけておきながらさらっと答えを言っちゃいますが、実はどちらもチョコレートのパッケージなんです。(タイトルで「製菓」編って書いてますしね・・・笑)

さすがは高級チョコの定番

ぼかしを取ると中身はロゴで丸分かり(笑)

まずは赤い箱の方からみてみましょう。ロゴが見えていたらすぐに中身が分かってしまって面白くないので最初の画像では隠していましたが、高級チョコレートの定番のひとつGODIVAさんでした。調べてみたところ「クリスマスコレクション」のパッケージのようです。サンタクロースの衣装を想い起こさせる赤色と木の形をしたケース、そこに描かれたクリスマスツリーの可愛らしいイラスト。そしてそのイラストのもみの木を指でなぞれば、そこにニス盛り加工!

・・・と、ブログなのでじわじわ盛り上げる感じで書いてみましたが、このパッケージを手に取ってみればすぐに分かるほど、イラスト全体にニス加工が施されています。しかもツリーの葉や枝、飾り付けイラストの縁取りギリギリのところまで細かく盛られていて、厚みもかなりのもの・・・と思いきや、部分部分を触っているとペコペコと弾力があって内側に空洞みたいな感触が。おそらく、イラスト部分をエンボス加工で盛り上げて、さらにその上からニス盛りをしてこの厚み感を出しているのだと思います。

これに対しラボでは、ニス盛り加工そのものの厚み調整が可能なので、エンボス加工なしのニス盛りのみでこのパッケージくらいの厚みを再現できると思います。もちろん、どちらが良い悪いの話ではないですし、GODIVAさんのパッケージをつくられたところでも可能かもしれません。ただ、ラボで実現できるニス盛り加工の技術は、自信をもって世に送り出せるものだということをここに明言しておきたいと思います!

格調高さも演出する加飾パッケージ

この特長ある五角形といえば・・・

さきほどのGODIVAさんはロゴで一目瞭然でしたが、こちらのパッケージはパッと見では「なにかな?」という感じですよね。実はGODIVAさんもこのパッケージも手元には箱だけ、中身はなし(笑)「中はこんな感じです!(ジャーン)」とお見せできたら良かったのですが、残念ながらそこはネットで検索して確認しました。中身がチョコだということはパッケージ裏面を見て分かっていたのですが、なんと将棋の駒の形をしたチョコでした。一見の価値あるユニークな見た目だと思うので、興味のある方は下記リンクからどうぞ~。(個人的には「限定版全駒セット」を一目みてみたい・・・ )
一心堂本舗 Shogi de Chocolat 2018

・・・ついつい中身のことで盛り上がってしまいましたが、ここで取り上げるべきはあくまでも加飾のことです!それでは順にみていきましょう。全体的な特長は、黒を基調としたマット紙の箱に、金の箔押しで将棋の駒の形が8つ並んでいるデザイン。最初は「どうして8つなんだろう?」と思いましたが、将棋で使われる駒の数が8種類だからなんですね。金将・銀将の駒がどう動けるかも怪しい私には、その程度の知識すらありませんでした(^^;)

ここで注目したいのは「黒のマット紙」に「金の箔押し」という点です。艶のない黒のマット紙は「背景」として存在していて、キラキラと反射する金の箔押しは「主役」です。つまり、箱の中身はこの駒の形をした何か(それはおいしいチョコレート)であることを、それとなく教えてくれているわけです。このように加飾はパッケージの中でメインとなって、存在感を引き立たせ、それを手に取る人に強いインパクトを与えることができるんですね。

ただよう「良いモノ」感

あと、この箱の側面にはやはり箔押しで「Shogi de Chocolat」「日本将棋連盟推薦」の2つの金文字が光っていますが、この部分からは、日本の伝統文化としての将棋の格調高さを損ねまいとする強い意思すら感じさせます。チョコよりもむしろ、筆や硯など書道に使う道具の箱だといわれた方が納得できそうな、落ち着きのあるパッケージに仕上がっていると思います。

箔押しやニス盛り加工が施されたパッケージは、それだけでも視覚・触覚にうったえかける魅力あるものですが、今回の2商品にふれてみて感じたのは、加飾されたパッケージは「中にはどんなに素敵なものが入っているんだろう!?」という期待感も高めてくれる、ということでした。そしてその感情をもって開封したとき、その期待どおりかそれ以上のものが目に飛び込んでくる・・・。

そんなワクワク感と夢がいっぱいの加飾を、ラボから続々と世に発信できれば、素晴らしいことですよね。そしてコーナンドー・ラボは、それが実践できるプリント価値創造拠点だと自負しています。